いつかのあの頃
今日の読売新聞の朝刊コラムは、サザンオールスターズの話だった。勝手にシンドバッドの、胸騒ぎの腰つきというフレーズが取り上げられていた。
字面からモンローウォークの美女を想像してしまう。
新聞を読んで、サザンの曲をネットで聴く。
稲村ジェーンの主題歌良いな。
砂に書いた名前消して
遠い昔のあの頃を思い出す。
遊んでいた友達。ファミレス。大阪の南港。
やたらと若くて
永遠に若い気がしながら
大人になることを恐れていた。
歳をとり、社会に出るのが怖かった。
そんな私も就職し
あの頃のキラキラが遠く遠くなり
歳を重ねて今に至る。
あの頃は
自分がNHKのきょうの料理を見たり
犬を飼うなんて思ってもいなかった。
28を超えた自分なんて想像できなかった。
今思うと28なんて、めっちゃ若い、すごく若いけど。あの頃はそんなこともわからなくて。
ちょっと前に少し良いフライパンを買った。
豚ロース肉を塩麹につけ、片栗粉をまぶして焼き
トマトとエリンギでソースを作り、上に載せて
夫の帰りを待った。
今も頭の中で、チャコの海岸物語が流れている。
もう戻ってこないあの頃。
真夏の果実をYouTubeで見て、少し涙ぐんだ。
ただ懐かしくて。
(TSUNAMIも好きです。)
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